2012年5月4日金曜日

残留農薬は微量なので心配ないといいますが、洗わなくても大丈夫なくらいなのでし...

残留農薬は微量なので心配ないといいますが、洗わなくても大丈夫なくらいなのでしょうか?

たとえば、フルーツ狩り(いちごやぶどうなど)に行ったときって、そのまま食べますよね。

それから、飲み屋のお通しなどで、キャベツが1/4のかたまりで出たりした時に、ちゃんと洗ってあるのかなぁ、と気になることがあります。(その時は水滴も見当たらなかったので…。)

普段はなるべく低農薬のものを買っていますし、自宅で食べる時は、もちろん水洗い必須です。

フルーツ狩りや飲み屋メニューなので、毎日大量に食べるわけではないのですが、ちょっと気になってしまいました…。



残留農薬というのは、洗わなくて食べて続けても大丈夫なくらい微量なのでしょうか?

それとも、水洗いすれば問題ないというレベルなのでしょうか?







結論から申し上げますと

野菜を洗うのは衛生的な事が目的で農薬は関係ありません。



また残留農薬の実態は一生涯食べ続けても

それによる健康被害はまず考えられません、それくらい微量です。



お気持ちはわからないこともありませんが

全く問題ありません。



添加物もそうですが、農薬も体内に蓄積するとか

ずっと食べ続けると影響が出ると言われてますが



農薬や添加物だけが有毒と勝手に思ってる方が言う話です。



添加物・農薬⇒有害

天然・自然⇒無害・安全



上記の考えから農薬や添加物の摂取や蓄積を言うのでしょうが



その考えは天然・自然が無害・安全であることがベースで

それがそもそも誤りなのです。



話は長くなりますが、その説明を致します。



無農薬で栽培してても、農薬を使用してても

食する時に人が摂取する発がん性物質量は大して変わりません。



野菜自身に食べられないとしようとする免疫(簡単に言えば毒化する)能力があります。

野菜も生き物です。病気や外敵から守ろうとするのは当然です。



人が風邪をひけば、薬を飲まなくても

体内から様々な物質が分泌され、治ろうとしますよね?



動物で言えば、外敵から守るため

カメレオンのように擬態したり、アルマジロのように堅い殻をもったり

フグのように毒をもったり



野菜も同じです。

病気になれば治ろうとします。



外敵から守ろうとする為、

かぼちゃ・ライチみたいに堅い皮をもったり

毒キノコはすごいですが、ジャガイモ※メラミン、ほうれん草※シュウ酸でも毒はあります。

ピーマン、ゴーヤみたいに苦味を持ってみたり



植物も食害されない為にいろいろと頑張ってるわけです



植物が生き物である以上、自身にこう言った防衛機能が本来あると考えられ

アメリカの学者がその防衛機能からくる量(有害物質=天然農薬)

1日に人が摂取する野菜に含まれてる発がん性物質は1.5g程度と発表しました。



ありえない話ですが、摂取する全ての野菜に農薬が残留してたとします。



農薬が残留してたとしても、0.0●ppmの世界ですから

1日に農薬の発がん性物質を摂取しても0.0003gくらいです。

※1日に野菜を350g摂取したとする。



なので、単純計算で恐縮ですが



無農薬野菜=発がん性物質 1.5g/日

慣行栽培 =発がん性物質 1.50003g/日 です。



残留農薬が微量であるという意味がおわかり頂けると思います。



実際は全ての野菜に農薬が残留してるわけでもないので

実際の量はもっともっと少ないんです。



この1.5gという数値が正しいかどうかはわかりませんが

残留農薬の数千倍(1万倍と言われている)であることは間違いないでしょう。



また、この免疫という考えから



無農薬栽培で栽培された野菜は

病気や外敵から食害(食べられる)されるリスクが当然高まるので

これらのリスクが高い環境で育った農作物は

慣行栽培より余計に防御機能が高まると考えられたのです。



この検証は日本の大学の学者が行っており

無農薬で栽培されたりんごと慣行栽培のりんごを比較したそうです。



無農薬のりんごは傷・病気が多く、慣行栽培は綺麗だったそうです。



これはアレルゲンの量の検証でしたが

無農薬のりんごは慣行栽培の6倍ほどアレルゲンの量が高まったそうです。



この話によって野菜の免疫機能が証明されたとは言いませんが

ある一定の納得する材料にはなりますよね。



この手の検証は国内でかなり確認されてます。



この検証結果から、絶対とは言いきれませんが

野菜が生き物であるということを考えれば



無農薬野菜は防御機能が高まり(有毒物質が増える)

慣行栽培は自身の代りに農薬でカバーする。



先ほどの1.5gと1.50003gの差はなく

結果的に逆転現象が起きてる可能性が高いのです。



農薬は使用者が管理してますが

天然農薬は私たちにその量を決める権限はないのですから



ですので、有機栽培や減農薬であっても

有害物質を減らせてるとは言えないのです。(逆効果の場合もあります)



「じゃあ、野菜って有害物質がいっぱいなの?」と思われるでしょう。



ここで言いたいのは、野菜自体(肉や魚も同様です)が危険だという事ではなく



我々は昔からそれらを食べて普通に暮らして来たわけです。

これからもそうする訳です。



農薬がやばいと考えてるのは消費者だけで

ガンの専門化は農薬や食品添加物をガンの原因とは考えてません。

http://www.sankyo-agro.com/recruit/qa302.html



私たちは動物であれ、植物であれ彼らの尊い命を奪いながら

生きていく生き物で、彼らなりの抵抗なのです。



食する事で栄養を摂取し、その抵抗(有毒物を摂取する)を受ける。

これが私たちの宿命なんです。








まあ大丈夫です、気になるのであれば、「安心やさい」という ほっき貝の貝殻を焼いて粉末にした、野菜用天然洗剤がありますので試されてはいかがでしょうか?



http://www.nsknet.or.jp/lishuei/anshinyasai.htm







専門的なことは分かりませんが、作る側からの意見として、登録農薬は残留しないような揮発あるいは太陽による分解するから問題ないということを聞いたことがありますが、我々消費者は、この野菜には登録農薬が使われたかどうかの判断はできません。

また、全ての農薬が揮発・分解するのかどうかは、中国野菜の残留濃度の例を見ても信用できません。



でも、微量とはいえ、それが短時間で身体から排出されれば影響は少ないかもしれませんが、毒類は内臓に蓄積することが一般です。

一方、農薬散布はまったく均一に散布できるものでもありません。場所によっては、高濃度のものもあるでしょうが、これらの検査は全て抜き取りですから、すり抜けることのほうが断然多い道理もあります。



ですから、水洗いしたから100%安心というわけでもないと思います。



やはり、無農薬野菜を自給自足するより100%安全化は図れないのが実態でしょうね。

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